《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー110-
この大宇宙の自然化に活きる生命体の中で、
”本能”の他に「智慧」というものを、
これだけ多く授けられた生き物は人間だけだろう。
ところが、
実際にはこれを自覚して生きている人間はほんのわずかだ。
人がこれを自覚するなら、
その「心」を自然と自己自身を気高き方向へと向けていくはず。
そうなればその人は、
「どんなわずかな時間でも、
いつも真に価値ある人生を生きられることになる」
こう天風哲学では説かれている。
ところが、
私達の行動原点は「欲」というものが支配している。
これも一つの「原理原則=真理」であり、
「欲」そのものが決して悪い者であるというのではない。
その「欲」と向き合う一人ひとりの「向き合い方」に問題あるということ。
目に見てるもの、
耳に聞こえるもの、
手にすることのできるものだけに意識が行くと、
人は自分の持つ「欲」の形が変わり出してくる。
これを”「欲」の変色”という。