《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー68-
天風先生の書物の中には、
「積極的態度」という言葉が何度も出てくる。
そして生きる上ではこれが何よりも必要だと説かれているが、
どうも中には、
この「積極性態度」というものをはき違えている人がいる。
朝礼で大きな声を出してみたり、
『頑張ります!』と拳を突き上げてみたり、
表面的な”頑張り”が「積極的態度」だと思い込む。
そうではない。
私達は調子が良いと感じた時は、
『矢でも鉄砲でも持ってこい!』というような意識になるが、
いったん自分がままならにような事態に見舞われると、
すぐに落ち込んで、
”青葉に塩”の状態になってしまいがちだが、
「積極的態度」とは、
いかなる状況下を迎えようと、
その目の前の”出来事(現象)”に振り回されることなく、
しっかりとまずは自分でその状況と向き合い、
「自分目線」で受け止め、
自省と自制と自責の中で生き抜くこと。
言い換えるなら「積極的態度」とは、
「心の尊さと強さと正しさと清らかさ」を失わないコトと、
天風先生は伝えてくれている。