《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー66-
その昔、
入社試験の中に”IQ(知能指数)”というものが重要な要素として組み込まれていた時代があった。
特に高度成長期の時代を境にこの傾向は強まっていった。
時代が安定し、
変化の少ない時代にはこれで十分だった社会も、
いつしかそれだけでは不十分な時代を迎え、
1990年代の後半頃には、
“IQ”よりも”EQ(感情コントロール指数)”というものが重要視されだしてくる。
それもやがて、
デジタル化が進み、
世の中は”ネット社会”というわれるようになり、
世の中の進歩に反して、
人と人との「関係性」を築く力が弱まり始め、
”孤立化社会”といわれるようになった現代社会では、
「DQ(人間尊厳力指数)」と呼ばれる、
新たな能力指数が求められるようになった。
天風哲学の中ではこれを「聖賢」という言葉で伝え、
生きていく上ではこういう能力こそが大切と説いている。
仕事をする上でもスポーツをする上でも、
単に積極性とかモチベーションと言ったものではなく、
『自分の意識の中に「人としての”気高さ”」を持ちなさい』と。
言葉の上だけで『頑張ります!』と、
表面的な前向き姿勢をアピールするのではなく、
「淡淡として気張ることなく意識を強く持って事に向き合え」といういう意味である。