《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー46-
上司に叱責されて落ち込む。
こんな時、
その上司の姿だけが「心(脳)」の中で大きくなっていく。
『凄い怖い顔をしてたなぁ~』
『凄いヒステリックになって怒っていた』
『あんなに感情的になって言わなくても・・・・』
もう、
「心(脳)」の中は、
『なぜ叱責されたのか?』などは消え去ったかのように、
叱責してきた上司の”問題点(自分にとっての)”だけが蘇って、
自分に攻め込んでくるかのようにクローズアップされて来る。
私は職場でこういう人のカウンセリングをする時、
こうフィード・フォワードする。
『それは大変だったねぇ~ビックリしたでしょ?』
すると相談者は、
『そうなんです酷過ぎます。部長という立場の方がすることとは思えません』とまくしたててくる。
不思議なものだ、
自分自身で、
”上司の問題点”と言っておきながら、
自分が叱責されたこととどう因果関係が在るのか?
そもそも、
「なぜ?自分が上司に叱責されたのか?」をすっかり棚上げしてしまっている(笑。
私達には、
絶対に変えることのできないものがこの世には2つある。
それは・・・・「過去と他人」だ。
どんなにひどい言い方をする上司がいたとしても、
上司の問題は上司自身が向き合うべきことで、
叱責された人には全く無関係なコト。
そんなことで悩む暇があるなら、
『なぜ自分は叱責されたのか?』を真剣になって「自省」した方が良い。
その方がはるかに自分の成長機会につながっていく。