《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー37ー
世の中はSNSの異常なほどのスピード発達で、
大きく様変わりしている。
確かに便利にはなって助かっていることも多くあるが、
半面、
「人と人との関わり(関係性)」が築き難くもなっていて、
精神疾患を患う若者や、
心の状態が偏り過ぎて、
健康バランスを崩している人が多く出ている。
個人情報にワークバランス。
いずれも大切なことではあるが、
こういうこともそれを表面的にだけ受け止めて、
『これでやたらなことは話さなくて済む』とか、
『これで残業も少なくなる』などと受け止めていると、
人間が持つ生命本来の実消息を正常に理解できなくなっていく。
簡単に言うなら、
「人としての”在り方”」に狂いが生まれてくるということ。
例えば、
良い会社といえば、
”休みが多くて残業が少なくて給与が高くて口うるさい人がいないところ”・・・・とこんなふうに勘違いしだしてくる。
子供が出来て、
「育休」が1年半も取得できた。
『わぁ~なんていい会社なんだろう』と、
休暇が終わりに近づいてくると、
それまでほとんどの人と、
顔を合わせることも少なくなれば、
会話することすらメールやラインで済まされ、
いつの間にか、
自分が社会から”孤立”していることにも気付けず、
そのまま復職できずに退職したり、
それだけなら良いが、
自分の「心」はその経験から疑心暗鬼と自己嫌悪に陥り、
”病”を引き込む結果となっている人も多くいる。
これはまさしく”生活人生”を優先して、
「存在人生」を置き去りにしている典型的な生き方だ。