《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”心”を「風」のごとく!」 ー30ー
人生にはどんなに「ポジティブ思考」で向き合っても、
どうにもならないことが必ず出てくる。
その代表的なものが「死」という”出来事(現象)”だ。
「死」・・・・・。
人が「死」を恐れる理由は2つある。
それを迎えるといったいどうなるのだろうか?
この世の中に誰に聞いたところで誰も応えることなどできない。
だって、
誰もまだ経験していないことだから。
私達が「死」を恐れる第一の理由がそれだ。
第二の理由は、
私達は物事の存在を感じる術を”5つ”しか持ち合わせていない。
見ること(目)。
聞くこと(耳)
触ること(手・皮膚)
嗅ぐこと(鼻)
食すること(口)
いわゆる「五感」というものだ。
だから、
いままで目の前にあったものが見えなくなる。
触れなくなる。
聴こえていたものが聞こえなくなる。
香りも味も感じられなくなる。
こういう不安だ。
でもこれもまだ知らぬ世界のことだから単なる妄想に過ぎない。
その”妄想”を勝手に膨らませて「死」を恐れ、
それから逃れるために必死になっていることに気付けていない。
せっかく授かった「命」なんだから、
”死なないために生きる”というこうした向き合い方を、
「生きるために生きる」に代えてみたらどうだろうか?
その方がはるかに一日一日を大切に生きられる気がする。
「ポジティブ思考」とは、
そういうことを指しているのではないだろうか?