《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「心配事は起きてから対応しても遅くない」 ー104ー
”心配事”を減らしたいのであれば、
「小欲知足」
文字通り”欲”を少なくして「足る」を知ることだ。
お釈迦さんがご臨終前の最後の教えとして残された、
「仏遺教経(ぶつゆいぎょうきょう)」の中にはこんな言葉が記されている。
「知足の人は地上に臥すといえどもなお安楽なりとす。
不知足の者は天堂に処すといえどもまた意にかなわず。
不知足の者は富ありといえどもしかも貧し」
これを現代語訳すると、
”足ることを知っている人はたとえ地べたに寝るような生活をしていても心は安らかで幸せを感じている。
しかし足ることを知らない者は、
天上の宮殿のようなところに暮らしていても、
いつまでも満足というものを感じられず、
どんなに裕福に見えても心はいつも貧しい”
表面的なモノやコトだけを追い求めている人には、
『そんなのは仙人のような人が言うことだよ』と、
薄笑いを浮かべながらそう言うかもしれないが、
現代人の私達のほとんどはこうしたところに、
「”心配事”の種」を抱えているのではないだろうか?