《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「心配事は起きてから対応しても遅くない」 ー97ー
自分の”心配事”を誰かに受け止めてもらうには、
自分自身が「聞き上手」にならなくてはならない。
自分の”心配事”ばかりを語り、
仲間や部下から相談事を持ち込まれると、
『なんだよぉ~また愚痴かぁ~』という姿勢をだして、
露骨に嫌な表情を出したり、
ただ相手の話を聞き流しているような態度では、
憂さが晴れるどころか、
かえってストレスを生み出してしまうことになりかねない。
「聞き上手」になるために心得ておかねばならないことは、
まず真剣に向き合う意識と姿勢。
相手の話の腰を折るような言葉を投げかけたりせず。
まずは、
しっかりと相手の話を聞いた上で、
共感するところは共感する。
『それは違うだろ!』と考えるところは、
ハッキリと『その考え方は違うと思うぞ!』と、
ハッキリと自分の意見を伝える。
ここで勘違いして欲しくないのは、
「誰かに打ち明けろ」というのは、
”自分の言い分だけを伝えてスッキリしろ”ということではない。
誰かに胸の内を話したところで、
目の前の”心配事”が解決すわけでもない。
誰かに語って相手の意見を聞いたう上で、
そこから、
”自分で新しい「気付きのキッカケ」をつかみ取れ”ということ。
こういう会話を、
ビジネスの世界では「弁証法対話」とも呼んでいる。
議論とか対話というものは、
”自分の意見は正しい”と思い込んで、
相手を納得させることではない。
対話や議論を重ねることで「第3の考え」をまとめることだ。