《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「心配事は起きてから対応しても遅くない」 ー54ー
”成果主義”が幅を利かせている今の時代は、
どんな業界でも”成果”が求められる。
ところがこの「成果」という言葉の原理原則を理解しないと、
「成果=成功結果」という間違った認識で動き出す。
そういう中で仕事をしていると、
その「成果」を活かすのではなく、
それに振り回されながら仕事と向き合いだす。
その典型が”誰かとの比べ”だ。
『俺は絶対に同期の中で役員になってやる』
『部内での成績はいつもトップを目指すぞ!』
こうやって自分を自分で”競争原理”の中に落ち込んでいく。
こうなると、
仕事の「成果の本質」からはどんどんと離れ、
そこに存在する価値観も目的も、
全ては”勝ち負け”だけになっていってしまう。
そして、
この”勝ち負け”にハマり出すと人は”手段に走り出す”。
勝つためには”手段”を択ばなくなり、
本来なら仲間と共有すべきことを独り占めしだしたり、
相手のミスを密かに期待するようにもなっていく。
こうなると、
組織自体に受ける悪影響は計り知れなくなる。
人間社会の中で生きていくには「八風吹けども動ぜず」だ。
目の前に吹く「風(現象)」にただ惑わされるのではなく、
どんな「風(現象)」も、
自分の気付きのために吹いていると受け止めることだ。