《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「心配事は起きてから対応しても遅くない」 ー31ー
人間社会は”複雑な人間関係”で創られている。
そして自分はその一人を成している。
私達の”心配事”の99%は、
この「人間関係」の中に埋もれているといっても過言ではない。
職場の、
地域社会の、
学校の、
友達関係の、
そして家族や兄弟関係や親族関係の中で、
この重層的な関係の中で良いも悪いも私達は生かされている。
その関係の糸が、
時に縺れだし、
心を覆って不安や悩みを生み出していく。
『あの上司はいつも上から目線の物言いで嫌になる』
『あいつは口では耳に心地よい言葉ばかりを並べているが信用成らない』
『お隣の旦那は最近は挨拶もろくに返さなくなった』
こういう小さなことでも、
いったん”マイナスの思い”に囚われると、
それをなかなか払拭できないのもまた、
私達人間の特性のようなものだ。
しかし、
その縺れを辿ってみると・・・・、
始まりはどれも些細なことばかりであることに気付く。
でも、
その些細なことでかけ始めた”色眼鏡”をなかなか外せない。
人間には「一切衆生 悉く仏性有り」といわれるように、
どんな人にも隠れた良いものを持ち合わせているはずだが、
この”色眼鏡”をまずは外さないと、
相手の「仏性」を見分けることは叶わなくなる。
”色眼鏡”をかけた先に見えるその人の姿は、
その人への、
光の差し込みが途切れた時の”陰ある一面”に過ぎない。