第2,108号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう!」 -77-

 

私の会社は今期、
無事に10周年を終え。
11期目を迎えることだ出来た。
大きな会社じゃないから、
私が倒れたらそれで万事休す。

そんなことが、
過去に1回だけ襲ってきた。
出張先のアリゾナ・スコッツデールで、
大きな交通事故に見舞われ、
左足を強打して、
幸い、
現地での検査では骨に異常はないということで、
急きょ松葉杖をつきながら帰国。
帰国して、
日本の病院で診てもらったら、
ただの打撲と診断。
それでも痛みは日々増してきて、
どう見ても尋常ではない状態。
そんな状態で、
痛み止めと打ち身の薬だけを飲みながら講演。
終わると同時に、
壇上から降りる途中に激痛が走り、
そのまま意識不明に!
気が付いたら、
病院のストレッチャーに乗せられ、
頭の上では、
『念のため切断の準備を!』と先生の声。

人生で初めて受けた衝撃の瞬間だった。
左足が無くなる姿を想像し、
頭をよぎるのは全てがマイナスなことばかり。

こんな時、
私に気付きをくれたのが、
「私達の肉体命そのもではない!」という
中村天風さんの言葉。
結果は、
壊死(えし)状態になっており、
後15分遅れたていたら死んでいたといわれ。
さすがに引いた(笑。
それからはまず、
『めったに無い入院生活だ楽しもう!』と意志意識)し、
『手術は先生がやってくれたけど、あとは俺が!』と、
ナースが毎朝やってくれていた包帯の交換も、
しっかりと観察し、
3日目からは自分で行った。
腕のように細くなった左足を見て、
7日目からはその左足にペットボトルの水を入れて、
15本以上巻き付け、
ベッドの上でストレッチを!

先生から入院3カ月。
松葉づえ生活半年。
リハビリ1年といわれていたのが、
入院28日。
松葉づえ1カ月。
リハビリ生活無しと、
医師が驚くような回復。

入院している時、
窓の外を眺め、
一番、
羨ましく感じたのは走っている人を見た時。
この事故のお陰で、
歩けることの素晴らしさを教えてもらったといえる。
これが無かったら、
今でも、
歩けることは”当たり前”のことと受け止めていただろう。

私達の目の前に起こる”出来事”は全ては事実だが、
真実は、
私達自身の受け止め方の中に存在している

 

 

 

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