《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー99-
3番目に行うべきことは”問題”の明確化。
基本的な定義をするなら、
”問題”とは、
「あるべき姿と”ありのままの姿”との乖離」を指している。
作業や業務上の”問題”や、
管理上での”問題”を明確にしていくのは容易いなことだが、
これが組織内の「人間関係の”問題”」になると、
少しばかり絡まった糸が複雑になっている。
従って、
お互いに、
お互いの”問題点”ばかりを指摘しているようだと、
なかなかその絡み合った糸をほぐすことは難しくなる。
「人間関係の”問題”」に関していうなら、
お互いにそれぞれが自分自身の”問題点”を、
自ら明確にしていくことから始まらなくてはならない。
そして、
作業・業務上での”問題”も、
管理上での”問題”も、
一つひとつ紐解いてそれを明確にしていくと、
意外にもその元凶は、
「人間関係」というところにつながっていることが多くある。
つまりもう少し掘り下げていうなら、
日々の仕事に関係する知識やスキルよりも、
”人としての根本的「在り方」”が”問題”になっていることが多くあるということ。
この3番目のステップに続く、
4番目のステップは”問題の「原因追及」”になるが、
「人間関係」以外の項目は、
あらゆる角度からその追及に当たらなくてはならないが、
いつも言っているように、
ここで最も重要な要素は”「記録」があるか?”。
これが無いと、
途方ない時間とコストを要することになるので覚悟が必要だ。
私が永いことビジネス社会の組織というものを見てきて、
そこに発生する”問題”の、
根本的な原因のほとんど(もしかしたら全てといえるかも?)が「人間関係」という根っこの中から生み出されているように感じてならない。