第4,564号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー71-

 

組織内で起こる事故や問題の原因を調べていると、
ある面白いことに気付く。
それは、
マネジメントの4ステップ」である、
計画準備実行統制評価反省の内の第2ステップ。
準備”というところが希薄なことだ。
例えば、
ホテルをオープンする。
その準備としてさまざまなモノは準備するが、
時間作業関係での想定準備というのをやらないところが多くある。
つまり、
お客様がご予約をする時から始まり、
チェックアウトをされて帰路につかれるまで、
1時間単位、
必要なら分単位でこちらがやるべき作業項目と、
それに携わるすべての関係者の動きを、
事前に想定して準備し、
行動トレーニングロールプレイング)を繰り返し行う作業

こういうものを作成実行訓練しないまま、
『お客様からお申し込みがあったら○○ね』
『ご到着された「いらっしゃいませ」と笑顔でお迎えして・・』
こうして、
表面的な作業動作だけをなぞるように確認し合って、
全てを網羅したかにように終わってしまう。
清掃などのクレンリネス作業もそうだ。
『いつもきれいな状態にしてそれを維持してね』
『毎日掃除してね』
これで従業員がクレンリネスを維持できるなら大したものだ。

マネジメント」とは、
いつも言っていることだが、
改めて強く伝えたい。
それは決して”部下を管理すること”ではないということ。
部下の行動を過去に遡って追いかけながら問題点を共に探し出して反省改善を指導し検証し続けること」。

これを頭の中に叩き込んでいただきたい。

 

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