《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”心配事”から自分を解放しよう!」 ー20-
私達の抱える”心配事“にはいろいろあるだろうが、
中でも一番なのは「人間関係」だろう。
”他人と過去は変えられない”
私は人と関わる仕事を長いことやっていながら、
このことに気付けたのはずいぶんと後になってからだった。
最初の頃は、
『何とかしてやりたい!』の一心から、
向き合う部下や受講生に対して、
そんな想いが強ければ強いほど、
言葉も強くなり、
表情も険しくなっていったものだ。
そして目の前で、
『ありがとうございます!解りましたやります!』と、
決意を強く表す相手は、
私にとって「優等生」であった。
もっと言うなら「優等生だ」と思い込んでいた。
でもそうではなかったことの方が遥かに多い。
そう!
どこかで私は、
『私が何とかしてやる!』といった傲慢な上から目線で向き合っていたのだろう。
セミナーや企業内の人材研修がいまのスタイルになったのも、
そんな”気付き”があったからだが、
人はまた、
”自分を変えることができるのは自分だけ”ということにも気付いてほしかった。
でも人は、
”知っていること”と「やっていること」が、
頭の中でぶつかり合うと、
思考が混乱し、
嫌なことが目の前に起こると、
まずその原因を追究する前に、
『これを何とかしなくちゃ!』と、
「感情」が生み出す気持ちだけが先走り空回りしだす。
「人間関係」では、
自分が語っている内容を、
相手はしっかりと理解するために努力していると思い込む。
結果、
その行動が自分が描く姿と違ってくると、
『何を聞いてんだ!』と怒鳴りたくなる「感情」が起こる。
これは自分が、
”自分の話す内容は相手が理解してくれるはず”という、
単純な”思い込み”から生み出される。
他人と向き合う時には、
まずこの基準値を外さなくてはいけない。