《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”感情”の本質を知ると”感情”に振り回されない」 ー9-
お互いに嫌な”「感情」の思い込み”で向き合うと、
誰と誰が向き合っても火花が散る。
『こんな嫌味な上司の言うことは気にしないようにしよう』
『こんな使えない部下の言うことでも取り合えず聞くか・・・』
互いにいくらそう自分に言い聞かせても、
心の底にある、
”嫌味な上司”と”使えない部下”という「思い込み」が、
それを邪魔してくる。
これは二人の”感情パターン”がいつも同じだから、
結局は同じ展開になっていく。
最初にお話しした”感情の法則”。
「感情は”放っておけば収まる”」。
お互いが”「気」にすればするほど”、
お互いが持つ、
”嫌味な感覚”と”使えない感覚”から逃れられなくなるということ。
そんな「感情」を”放っておく”ためには、
自分の意識を別のところに向ける以外に方法はない。
それぞれが、
それぞれの立場で向き合わなくてはならない
仕事への向き合い方についてはここでは省くが、
簡単なところからアドバイスするなら、
こんな方法がある。
H部長の立場で言うなら、
仕事の評価ではなく”批評”になっている「ダメ出し癖」を、
まずは、
『ご苦労さん。大変だったろ」というような、
労いの言葉から入ってみるとか・・・。
T君もH部長が巡回にきたら、
『遠いところお疲れ様ですお待ちしてました』と、
部長が声を発する前に明るく元気に発してみるとか、
お互いが、
『あれ?なんかいつもと違う』と感じるだけの行動でよい。
些細なことかもしれないが、
これは、
”自分の「感情の変化」”を伝達するもので、
人と人との関係は、
言い換えるなら”「感情」と「感情」の関係”でしかない。
こういうことで、
自分の「感情」がどう変化するか試してみるだけでよい。
ここでは相手のことは考える必要はない、
それは相手の問題でまずは「自分」だから。
”他人と過去”は天地がひっくりけっても変えることはできない。
そんなことにエネルギーを使うのは無駄なこと。