《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー8-
”知識”は時として「思考」の邪魔をする。
『そんなこと解っている』
『そんなことは常識だ』
こういう”概念フィルター”を越しに物事を受け止めようとしてしまうから。
もしかしたら、
生きていく上でも、
仕事と向き合う上においても、
”何かを知っている”ということほど、
悲しく寂しいものは無いのかもしれない。
そんな状況が、
年齢を重ねていくと、
『いまさら恥ずかしくて聞けない』といった、
無駄な「感情」を生み出すのかもしれない。
いくら年齢を重ねても、
”何も知らない自分を自覚する”ことは忘れないでいたい。
その方が、
若い頃と同じように、
いろいろなモノやコトに向ける興味も失わずにすむ気もする。
これは一見、
時代と逆行するように感じるかもしれないが、
その先には、
「感じること」と「考えること」という、
まだ手付かずな道が広がっているのではないだろうか?
ある受講生が新入社員セミナーの後にこんな話をしてくれたことがある。
『”自分と向き合う“というこのセミナーの主題がなんとなく解りました。
なんの経験も知識も無い自分が”やれること”は、
自分の内側を探るしかない。
自分の心と向き合って答えを探すしかないんだと・・・』
私はこの彼の言葉を今でもつよく覚えている。