《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー7-
顧問先などの若い人の仕事ぶりを見ていると、
例えば、
『この案件で何かアイディアを出してきなさい』というと、
多くの若者は、
要領よく自分以外の媒体を頼って見つけようとする。
または、
その見つけたものを、
自分なりに分析したものを添えて持ってくる。
これがいまの時代の”やり方”といえるのかもしれないが、
私はこれでは自分の力にはならないと感じている。
そうして出されたアイディアや提案は、
その人本人の「理念」がそこに感じられないから。
私は、
講演やセミナーの資料を作成する時、
まずインターネットで検索をしたことが無い。
書き記すのは、
全てが自分自身で体験したことを基盤に「考える」ことにしている。
ビジネスの世界では、
仕事経験が長ければ長くなるほど、
「考える」という作業が難しくなっていく。
「考える」以前のインターネットの検索すら少なくなっていく。それは、
インターネットで検索しなくても”知識”が増えているから。
”知識”が増えること自体は良いことでもあるが、
”知識”というものは持っているだけでは何の役にも立たない。
”知識”は時としてその人の力となるが、
”知識”はまた時としてその人の「思考」の邪魔をする。