《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう!」 -35-
”悩み”を抱えていると、
人は顔に出たり、
仕草にでたり、
行動に出たりするから、
結構、
周囲の人から『どうしたの?』と声をかけられる。
心配してくださるのは有難いが、
『大丈夫だ!頑張れ!』
『君ならできるよ!自分を信じて!』
こういった、
全く意味不明のアドバイスは何の役にも立たない。
こういう言葉には、
お気持ちだけいただくことである。
”悩み”を抱くと、
誰かに相談したくなる時があるが、
こういうアドバイスや応援エールは、
聞き流すだけにした方が良い。
なぜなら、
具体性に欠けて、
余計に負荷がかかるだけだから。
ほら!
林の中などでよく見かける「マムシに注意!」という立て看板。
あれと同じ。
”マムシに注意!”とそれ以上は書いていないから、
マムシにあったことがない人は、
マムシがどんな色をして、
どのくらいの大きさかも判らない。
もし、
出会ってしまったら、
すぐさま背を向けて逃げればよいのか?
それともじっとして静かに去るのを待つべきなのか?
こういう立て看板を見ると、
よほどその林の中に行かなくてはならない用事が無い限り、
入らないことである。
昔、
北海道の北見峠を車で走っていたら、
「クマ出没!注意!」という立て看板があったが、
そこには、
具体的にどうしたら良いかも書かれており、
非常に参考になった。
”悩み”を持つ人から、
相談された時も同じ。
『頑張んなよ!応援しているから!大丈夫だよ!』
こういうアドバイスというか、
声かけは何の意味も成さない。
しない方が余程ましである。
”応援しているから!”って、
具体的にどうしてくれるんですかね?
どうも最近は、
こういう表面的な関係が
”関係性”と思い込んでいる人が多くいるが、
それは大きな間違い。
こういうところも、
時々、
気持ちの整理整頓をしないと、
周囲の流れに惑わされてしまうだけで、
そこからまた新たな”悩み”を生みかねない。