《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生の歩き方は一つだけじゃない!」 ー75-
私が通う「ミスタースクール」という、
クラシックバレエのストレッチを通して”体幹”を調整するコミュニティーで学んだことに「呼吸」という動作がある。
「呼吸」というと、
多くの人は”息を吸うこと”と思い込んでいるが、
字の通りだ。
まずは「呼び込む」・
つまり呼子を吹くように大きく息を吐く。
すると意識しないでも自然と次の「吸う」がやれる。
クラシックバレエのストレッチは、
何十というストレッチを組み合わせながら、
一つひとつの”内筋肉”をほぐしながら鍛えていく。
よくTVやステージでもやるような、
バレリーナがクルクル回ったり、
つま先立ちして動くなどはすぐさまできる動作ではない。
先生のお話によれば、
1日10時間以上はストレッチに費やし、
残りの1~2時間でその仕上がりを検証すためにステージで見せるような動きをするという。
そのいくつものストレッチの動きがが一つひとつ変わるたびに、
大きく「呼吸」を繰り返す。
これは日常生活の中でも同じことが言える。
話す前に「呼吸」。
聞く前に「呼吸」。
行動する前に「呼吸」。
たったこれだけで「忍耐と客観性」を高める効果がある。
そしてこれは、
相手を「尊重する」という姿勢にまでつながっていく。
神職が、
大きなおしゃもじのようなものを手に、
身体を90度に前屈し、
神様をお呼びする時の姿勢。
大きく身体を90度前屈させるには、
相当な腹筋と背筋が必要になる。
この動作に入る時、
まずやるのが「呼吸」だそうである。
日常生活の中で、
モノをとる時。
立ち上がる時。
なにかを持ち上げる時。
誰かに手渡す時、
どんな時でも良いから、
行動が変わる時に「呼吸」をしてみることだ。
この「呼吸」が次の動きを大きく変えるキッカケになっていく。