《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう!」 -20-
悩みを生み出す人にはいくつかの特徴がある。
いつもいっているけど、
他人や会社、
環境のせいにする人。
それから、
想像力の豊かな人も、
特に、
自分にとって都合の良い想像力を働かせる人。
口癖は、
『私が社長だったら!』
『私が店長だったら!』
『私が責任者なら!』
社長や店長になったこともないのに、
そういう想像力だけは豊かに働く。
そりゃぁ~そうだ。
責任もなければ、
現実的なリスクを感ずることもないから、
『○○はこうすれば良い!』
『△△はもっとこうすれば・・・・』
口で言うのは簡単なことだ。
そして、
自分のことを指摘されると、
『この人は何を考えているのか解らない?』
『きっと俺を嫌っている!』
こういう人に、
私はいつもこうアドバイスをしている。
ただし、
”聞く耳”を持っている人にのみ。
『想像力よりもっと”具体化力”をつけなさい!』と。
こういう人達は、
『人手が足りないんです!』というが、
『どの曜日のどの時間帯が足りないの?』と聞いても
応えられない。
”具体化力”が無いから。
この”具体化力”を身に着けるには、
日々の作業をしっかりと記録し、
分析する能力が必要になる。
でも、
”悩み”を生み出す人達は、
過去の線上にしか自分を置けないから、
違った角度で物事を見ようとしない。
過去の線上から離れると、
自分が苦労しなくちゃならないと思い込んでいるから。
”具体化力”とは、
具体的な数値による説得力のこと。
人手が足りないのであるなら、
それまでの「生産性指数」を元に、
どの曜日の、
どの時間帯が、
どれだけ必要で、
現状との数値の誤差を提示して、
しっかりとその根拠を示せること。
レストランなどで、
ホールの担当者が、
『お客様をお待たせしてクレームになっている。
これは厨房の人手が足りないから、
どんどん料理を作ってくれれば、
お客様にお待たせしないで済む。
だから厨房の人手が足りない!』
または、
『どんどん料理を作っているのに、
ホールの人手が足りないから、
注文を取るのが遅れ、
料理を提供するのが遅くなる。
だから、ホールのサービス係が足りない!』
聴いていると、
どちらもそれらしく聞こえては来るけど。
「感情論」で語っているので、
全く根拠が見えてこない。
つまり、
”具体化力”が足りないから、
なんの解決策のもならない。
こういうのは利益が出ていないお店の特徴。
人の姿がそのまま、
お店に出ている悪い事例である。