《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう!」 -8-
人は不調に陥っていると、
過去の”出来事(現象)”が悔やまれるものである。
『あの時、あぁしておけば良かった!』
『あれさえ手を出さなければ・・・・』
でも、
不思議なことに、
目の前の状況が上手くいっている時には、
そんな過去の”出来事(現象)”と同じようなことが起きても、
これまた全く違って見えるというか、
違って受け取るものである。
先日も、
セミナーの受講生で、
ある若手経営者の方が、
『先生、不思議ですよね。
仕事が順調にいっている時は、
いろいろ嫌な事があっても、
それらが”意味のある事”に思えるんですが、
不調の時は、
それらが全て無駄のように思えるんです』
こういう経験は誰にでもあるはず。
つまりは、
私達の目の前に起こる”出来事(現象)”は、
良い面もあれば悪い面もある。
プラスの意味にも取れれば、
マイナスの意味にも取れる。
そして、
その時々の”気持ち”の持ち方で、
その間を揺れ動いているのが私達。
今はほとんど無くなったけど、
カメラフィルムを現像すると、
”ネガフィルム”というのが付いてきたでしょ。
”ポジフィルム”で眺めている写真の風景も、
”ネガフィルム”を電気の明かりに透かして見ると、
全く違った風景のように見える。
今の時代は、
スマフォやデジカメで撮影したら、
すぐさまプリントアウトしたような画像で見れるから、
こういう経験は逆にできない。
この”ネガフィルム”を知っている時代の人は、
私は貴重な体験をされていると思う。
だって、
同じ”現象”を、
「ポジ」と「ネガ」の両方から除き見れたのだから。
今じゃ体験できないこと。
人生も、
いつもポジティブに生きてきた人は
素晴らしいかもしれないけど、
もしかしたら、
ネガティブな経験をされた人の方が、
もっと大きく成長しているかもしれない。