第4,038号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「上司と部下の”関係性”のルール」        ー37-

 

今日は少し長文になりますがよろしく。

彼と電話で話をしてから3日。

電話の内容を翌日、
彼の上司に伝えると、
社長からのお願いということで、
私が本社に異動した彼の元に足を運ぶことになった。
セミナーの時もてこずった受講生だったが・・・。
これも顧問としての役割。
毎日、
本社に出向いては、
彼を連れ出し、
近くの公園に行ったり、
散歩しながら語り合ったり。
相変わらず、
思い込みが激しい彼に随分とエネルギーを使った。

結局、
彼のご両親にお逢いするまでになってしまった。

ご両親はお二人とも70代だったが、
母上様のおみ足が悪いくらいで、
介護というところまでは至っていない感じがした。
朝からお伺いさせていただき、
ランチを共にし、
4人でいろいろな話をした。
彼の子供のころからの話。
大学受験に失敗して希望の大学に行けなかった話。
結婚に反対され、
いまもお孫さんとは会えていない話・・・・。

そばでじっと座って、
ご両親の言葉を聞いている彼。
夕闇が迫る頃、
私が、
『チョッとコンビニで何か買ってきます』と席を外したその時。
時間にして20分弱だった。
帰ってみると、
彼がうなだれてご両親の前で両手をついて、
号泣しながら詫びていた。

原因はご両親の介護でもなく、
もっと別のところにあった。

これ以上は個人的な内容に入り込み過ぎるので、
ブログではここまでとするが、
大切なことは、
自分の置かれている環境。
その中でいま自分がどんな気持ちでいるのか
こういうことは遠慮なく上司に伝えなければいけない。
上司が聞いてくれるくれないは問題ではない。
それは上司の問題
大切なことは、
自分がどんな気持ちでいるのか
これは必ず伝えること。
そこに”遠慮”という意識を持つと、
その”遠慮”はやがて「隠し事」に変わっていく

人は一人では生きてはいけない
私達は誰もが”生まれながらに組織人」”。
「組織の”本質”」というのは、
家庭も会社もそういうところに存在している

彼はその後、
3年かかって療養し見事に復帰。
今では「部下」を持つ立場になって活躍している。

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