《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「上司と部下の”関係性”のルール」 ー24-
「上司」として部下と向き合う時に大切なことの一つに、
”耳にタコができるまで言い続けろ!”と教えられたことがある。
先日、
某顧問先の巡回指導の中でこんなシーンに出っくわした。
それはケアレスミスをしてしまった部下に対して、
『おいおい!何度言わせるんだよぉ~』
『前にも言っただろぉ~』
こういう言い方で部下に接している管理職に遭遇した。
こういう発言をしているうちは「上司」としては三流以下だ。
言ったことを一度で、
しっかり理解して実行してほしいという気持ちは解るが、
特に初めて行う作業などで、
一度言われただけで、
しっかりと理解でき実行できる人はなどまず少ない。
会社の理念や、
本当に大切なコトをしっかりと理解してくれた部下は、
自分達が「上司」という立場になった時、
必ず、
”同じレベルの「7w2H」”で繰り返し言い続けていく。
仕事というのは、
”何をやっているか?”ではなく「何を残したか?」の方が、
はるかに重要なコト。
そのためには、
「上司」である自分が、
日頃の職場生活の中で、
その”向き合い方(在り方)”を示さなくてはならない。
昔、
某顧問先の役員で、
昼食が済んで、
弁当のパックを片付けている時、
可燃物も不燃物も分別せずに、
そのままゴミ箱に入れた取締役がいた。
私がたまたまその場に居合わせたので、
『分別しないとダメでしょ』とゴミ箱を指さすと、
『あぁ~後で女子スタッフがやりますから・・・』
あちらが顧問先の取締役だったが、
この時は久しぶりに、
『君はそれでも取締役か?』と激怒したことがあるが(笑。
部下という立場の人は、
仕事そのものの結果状況よりも、
こういう日常の「上司」の姿をよく見ているものである。