《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「運命とは”目の前の選択結果の積重ね”」 -28-
妻からの突然のメール。
『今夜の夕食いるのですか?』
えっ~・・・・
ビールが入っていたせいか、
思わず周囲を見渡してしまった(怖)。
おいおい、
帰りは明後日だろう・・・・・予定では。
なんで帰路にいることを知ってるの?(怖。
妻から電話やメールがあることはまず少ない。
それだけに、
妻からの電話やメールはビクッとするが、
このメールには驚きを通り越してしまった。
『は・・はい!いります。20時過ぎには帰宅します』と、
思わず声に出しながら返信してしまった。
あっという間にビールは抜け落ち、
ゆっくり新幹線の中で眠ることもできず、
頭の中は、
『おいしい仕事だったのに・・・これで良かったのかなぁ~?』
『これで良いのだ。必然の結果だ!』と自分に言い聞かせたり、
もう15秒ごとに自分の考えがクルクル変わって定まらない。
東京駅から丸ノ内線への乗り換えも、
どこをどう通って来たのか全く覚えていない。
池袋からレッドアローに乗っても、
意識はしっかりとして、
目は冴えているのに、
何号車のどの席にいたのか?
最寄りの駅からはタクシーに乗ったが、
なんか気持ちが整わないので、
自宅の1㎞ぐらい前で止めてもらい、
一人で夜道を自宅まで歩いたことは覚えている。
自宅のチャイムを押すと、
『お帰りなさい!』の一言・・・・・・だけ(いつもそう)。
着替えをして、
私はいつもシャワーを一番にする。
この日も・・・・。
そして・・・、
シャワーをしていると、
扉の向こうで妻の声が・・・。
『今日はどこだったの?大阪?名古屋?仙台?・・・。
あっ!そうだぁ~!。
この前メールにあったおいしいお仕事とかいうのだけど・・・・
止めた方が良いわよ。おいしい話に安全なものは少ないわ』
これが私に伝わった「直観」だったのか?
その企業さんは今も現存しているが、
息子さんである社長さんは数年後に自殺され亡くなったそうだ。