第3,422号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”ホスピタリティ本質”はここに在る!」 -14-

 

ご家庭でもよくあるでしょ。
玄関先に子供たちが靴を脱ぎ棄てていく。
何度言っても子供たちは直そうとしない。
こういう話をよくマネージメントの事例で、
「子供達に直すように言うのではなく、あなたご自身で黙って乱れた靴を並び直せばよいのです。
それを見て子供達は必ず自分でやるようになりますから・・」。
聞かれたことあるでしょ?
でも、
これでは子供達は靴を揃えて脱ぐようにはまずならない。
なぜか?
それは、
あなたの心の中に、
『いつか子供達も靴を揃えて脱ぐようになってくれるだろう!』という”自我”という「見返り」の思いが存在しているから。

それからこういう話もある。
Aさんはよく奥さんの手伝いをする。
皿洗いをしたり、
リビングの床を拭いたり。
Bさんは全くというほどやらない。
よくよく二人に話を聞いてみると、
大きな違いが見えてきた。
Bさんはなぜやらないのか尋ねると、
昔はよくやっていたそうである。
でも、
奥さんからは一度も『ありがとう!』の一言が無かった。
奥さんが少しでも喜んでくれるならと手伝っていたのに、
それに対する感謝の言葉が一つも無い・・・。
これはもう「見返り自我」のないものでもない。
対してAさんは、
夕食でお皿を洗うのは、
自分もその皿の料理を食べたから。
リビングの床を拭くのは、
自分もリビングを使っているから。
ゴミ捨てに行くのも、
自分もゴミを出しているから・・・。

ホスピタリティ」の”本質”とは、
子供の脱ぎ捨てた靴を揃えるのでもなく、
奥さんの”為に”と皿洗いをすることでもなく、
そんなところに存在しているのかも?

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