《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「”現象”に惑わされず「本質」を見る！」　－７－

どうしても私達は、
目の前に思い描くことと違う状況を迎えると、
なんとかして、
その状況を変えようともがき出す。
売上が思ったように上がらないと、
原因を追究する前に、
『何としてでも来月は目標売上を！』と意気込み。
集客数が減れば、
やれチラシだＤＭだと餌巻きだけに気が散りだす。
挙句の果ては、
価格を下げて安売りに走りだす。
安売り戦略を考えるなら、
一つだけ絶対に欠かすことができない条件がある。
それは利益を出しながら、
世界で一番の最安値にしなければまちがいなく失敗する。

この世の中に”Ⅴ字回復”などという状況は存在しない。
人間の身体も、
ビジネスにおける悪状況も、
徐々に徐々に回復させていく以外に
術などないということ知ることだ。
そしてもう一つ。
何をやるにも、
自分ひとりでは限界があるということも
知っておかねばならない。
コトの成り行きによっては、
石膏デッサンのように、
石像の裏側に回る余裕すらない時もでてくるかもしれない。
だからこそ、
自分の意見と違う人とすぐに対立するのではなく、
違う角度から見ている第三者の言葉にも耳を傾け、
自分からは見ることができない視点をも確保し、
自分が経験していない分野のことなら、
すでに経験をしている先人から学び、
理解する姿勢を持つことで狭～い視野を広げることができる。
ただし、
多数の意見を聞きすぎて流されてしまい、
自分なりの”答えっぽい”ものを探し出すことが
目標ではないということ。
いろいろな観点から判断材料をたくさん集めなさいということを忘れないように。

もしこのような俯瞰的視点を身につけることに努めていけば、
あらゆる場面で、
物事の「本質」を垣間見る程度は可能になるだろう。