第3,285号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「折れない心を作るには”感情”を物差しにするな!」-21-

 

企業内研修などでも、
「いつも心は前向きに持って!」
「苦しいことがあっても笑顔で向き合えば乗り越えられる!」
こいうことを良しとして指導されているところもあるが、
そういう姿勢は一時的にテンションを上げることはできても、
継続的なモチベーションにはつながってはいかない。
人の考え方や心の状態は複雑。
100人いれば100通りのパターンが存在している。
それなのに、
「なんでもポジティブに!」
「いつでも熱い心を忘れずに!」と、
一つの枠の中にあてはめようとすれば、
どうしても無理が生まれるは必然。

”ポジティブシンキング”という考え方も、
ある人にとっては非常に有効でも、
ある人にとっては逆効果になることだってある。
”ポジティブ思考”に向いている人というのは、
もともと自己肯定感が高く、
少し考え方を変えるキッカケさえ与えてもらえば、
あとは持ち前のエネルギーでどんどんと行動に移していくが、
”ポジティブ思考”に不向きな人は、
どこか生真面目で、
『こうしなくてはいけない!』というような、
決めごとやルールにとらわれる考え方が強い人が多い。
つまり心の状態に”撓(しな)り”が足りない。
竹や柳などよく撓るものは、
外部からの力を受け入れ、吸収する力を持っているが、
人間も同じだ。
外部から影響を受ける圧力に、
真っ向勝負で立ち向かわなくてはならない時もあるが、
それだけでは太刀打ちできないのが人生だ。
受け流す、
受け入れる、
こういう”力”も必要な時だって多くある。
そのためには自分自身を一つの枠の中にはめすぎないで、
時には、
自分で自分を認めてあげたり、
他人は出来ているのに、
同じように出来ない自分がいても、
賢明にやった自分をほめてやる。
こういう意識が自分を少しづつ強くしていく。
自分で取組んだことは、
誰よりも自分が一番よく知っている。
自分に恥じないよう、
物事に向き合い取組めば、
誰でもが自分で自分をほめることが可能になる。

 

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