第2,902号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「この春、社会人となった君に贈るメッセージ」 -23-

 

新入社員研修はいろいろな形で取組んでいるところがある。
ある企業さんでは訪問販売の実体験をやらせたり、
野外研修で自然の中でコミュニケーションを体験させたり、
私の頃は、
自衛隊への体験入隊があったり、
ある靴の販売会社さんでは、
新入社員に新宿駅の路上で靴磨きを体験させた企業さんもある。

振り返ってみると、
新入社員がまず身に付けなくてはいけないことというのは、
そのほとんどが、
幼い頃に学んでいるコトがほとんどだ。
それなのに、
入社して3~4年どころか、
管理職といわれる立場になっても、
それがやれていない人が山ほどいる。
「人に逢ったら挨拶をしなさい!」
「話す時は相手の目を見て話しなさい」
「何かをしてもらったら”ありうがとう”をいいなさい」
「借りたものは返しなさい」
「使ったものは元の場所に戻しなさい」
「仲間外れをしてはいけません」
「嘘をついてはいけません」
「間違ったことをしたら”ごめんなさい”といいなさい」
ほら!
どれもこれも、
幼い頃から学んできたことばかり。

そう!
”あたりまえのこと”ばかり。
この”あたりまえのこと”が「やれない」のではなく、
「やらない」人がいかに多いことか?
実は、
企業組織の中で生産性の低下に、
大きな悪影響を及ぼしているのはほとんどが、
こうした”あたりまえのこと”を「やっていない」から。
または、
「やったつもり」で終わっているからなのである。

仕事というのは一人でするものではない。
例え個人事業主といえども、
取引先やお客様、
必ず誰かと関りを持って行っている。
ところが、
この本質がしっかりと理解することが共有化されていないから、
つまらぬことでトラブルになり、
その結果、
余計な作業を増やし、
無駄な時間と経費を費やして、
さらに質を低下させていく。
そうなると生産性の低下どころではなくなってくる。
だから、
一人ひとりが自分の”足元”しっかりと見据えて、
日々のことに取組むことが重要になってくる。

 

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