第2,744号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -45-

 

評価を恐れる人は、
人間関係で”親しくなる”ことも恐れる傾向にある。
これもSNSの影響だろうが、
交際範囲は拡大させるが、
本音で語り合う人との交際を極力避ける傾向が強い。
一番の例を挙げるなら、
退職届をラインやメールでしてくる輩もいるほどだ。
借り受けたお金の返済の挨拶も、
ビジネスでの契約や解除も、
メール1本で済ませる大人もいるから呆れるばかり。

あの有名なファミコンゲームの”スーパーマリオワールド”。
あの中に「はなちゃん」という
可愛い芋虫のキャラクターが出てくる。
頭に花を乗せて、
ご機嫌よく動き回っているのだが、
マリオが自分にぶつかると急変し、
いきなり怒り出して攻撃してくる。

今この「はなちゃん」タイプが増えたような気がする。
表面上は仲良し。
絆とか、
仲間とか、
そういう言葉を多用して、
いかにも、
『私達のつながりは深いんです!』とアッピールする。
ところが、
いざ、
仲間の誰かが窮地に陥り、
その援護のために、
自分に指先が向きだしたりした時など、
態度が急変する。

今の時代は、
自分が他人から攻撃されることに過敏になっているのか、
親しくなると、
価値観や意見のぶつかり合いから、
自分が傷つくことを恐れるのか?
その結果、
表面的な人間関係が増えてきている。

そこからくるもう一つの特徴が、
評価を恐れる人は、
他人と親しくなることも恐れる。
そして、
「自己表現能力の低下」だ。
つまり、
”自己開示”を好まない。
人間関係、コミュニケーションは”自己開示”から始まる。
なぜなら、
他人との乖離が見えてこなければ調整など不可能だから。

誰にでも語りたくないことはあるだろうが、
自分を隠しすぎていると、
”関係”は持てても、
「関係性」は築いていけない。