第2,707号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -8-

 

”五月病”
新入生や新入社員がかかりやすい病。
これは、
”目的”と「目標」を見誤るからかかる病。
新入生も、
新入社員も、
自分が目指す学校や会社に入るため、
それまで、
全精力を投入して挑んでいく。
そのが自分の目指す”目的”と思い込んでいると、
最終的ゴールに入ったような錯覚を呼び起こす。
つまり、
望む学校に入ることも、
希望する会社に入ることも、
人生においてはただの”目標”の一つなのに、
まるで人生の「目的」を達成したかのような錯覚に陥るから。

つまりは、
自分の「目的」を達成したという錯覚が、
新たな「目的」を失わせることになる。
季節は五月。
気候も温暖になり、
心も身体も緊張感が失われ空虚な気持ちにさえなってくる。
夢にまで描いていた大学生活も、
やる気に満ち溢れていた新社会人生活も、
想像していたものとどこか違う。
学生生活は単調で、
社会人生活は、
作業を覚えられない自分と、
周囲とのギャップにもどかしさを感ずるようになる。
『自分はどうしたらよいのか?』
自分の生き方に迷いが出て、
何を迷っているのかさえ解らなくなる。

つまり、
「目的を達成した時」というのは、
それを祝う時ではなく、
新しい「目的」と”目標”を定める時。
この「原理原則」が忘れられているから起こるのが”五月病”。

私達は、
いつも「目的」を持って生きなければならないが、
大切なことは、
その「目的」を達成することではなく、
その「目的」に向かって、
具体的な”目標”を定め、
日々の行動をそこに落し込んで、
足元をしっかりと見据えて生きること。

「目的」を持って生きることは大切なことだけど、
この「原理原則」に気付くことは、
もっと大切なことといえる。

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