《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「人生ではどんな”壁”も突破可能!
”壁”だと思い込んでいるのは”扉”だから!」 -20-
”壁”を突破していくには、
まず、
自分と向き合うことからとはじめに述べたが、
どうも私達は、
時代の流れの中で、
自分よりも
他人や環境と向き合いながら
生きてきてしまっているようである。
私がサラリーマン時代は、
イエスマンこそがサラリーマンの鏡。
『従順な奴だ!』と、
上司から思われ、
いわれたことを100%やり遂げ、
加えて20%ほどの提案と補足があれば100点だった。
”ノーと言えない日本人”なんて本が出たが、
「ノー!」といってはダメな時代だった。
そして、
いつしか、
上司は具体的な指示ができなくなり、
部下は部下で、
指示待ち人間が増え、
表面的に元気で、
笑顔にあふれ、
仲間を思いやるような言葉だけを口にし、
そういう者が優秀とばかりに、
どこかに”本音”を置き忘れ、
良いところだけを褒め合って、
他のところは
見て見ぬふりをするような、
まるで演劇の世界にでもいるような感覚が、
いつしか、
家庭や、
学校や、
企業という組織の「在り方」を壊していった。
企業内組織の人材育成も、
これからの時代は、
”自分と向き合う時代”が待っている。
一人ひとりの「個」の「在り方」が、
組織の「在り方」そのものになっていく。
サービス業という取組み方も同じ。
お客様に喜ぶこと・・・・、
お客様へのお役立ち・・・、
もう商品やサービスが溢れかえっているのだから、
そんなところに価値など存在しない。
他人目線ではなく、
あくまでも、
組織を創る一人ひとりが、
”自分目線”で向き合うことが重要な時代になっている。
「人の道」とは、
他人様にお役立ちしていくことではなく、
自分自身で、
自分自身の人生を、
自省と自制の中から自責を感じて、
「意志力」と「行動力」で示すことこそが《人の道》。
一人ひとりがこの意志気(意識)にまず立たないと、
企業が進むうえでの”壁”は突破できない。