《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です」♪》
「未来はチョッとしたことで変えられる」　－39－

『穏やかな性格になりたい！』
先日、
ある受講生と吞んだ時、
彼がボソッといった一言。
どうも、
毎日毎日、
家でも会社でもピリピリして、
気持ちが休まる時が無いらしい。
人間だからそう日もあるだろうけど、
イライラして過ごすより、
ピリピリした気持ちで過ごすより、
”穏やかな気持ち”で過ごしたいのは、
誰でもが願うこと。
でも、
最近はこの”穏やかさ”を持つ人が少ない。
電車の中でも、
地下通路でも、
スマフォ見ながら歩いて、
肩が触れたともめ合っている人や、
電車の中で携帯で話して、
うるさいからやめろと怒鳴る人がいたり、
世の中は便利にはなっていくけど、
どんどんと、
”穏やかさ”は置き去りにされているような気がする。

”穏やか”・・・・。
私達はこの言葉からどんなことをイメージするだろうか？
なんとなく、
静かに目を閉じて、
両手を合わせ、
微動だにせず、
昇る朝日に向かって座る釈迦の後ろ姿？
そんなイメージ？
それとも、
陽だまりの縁側で、
猫と戯れながら、
静かにお茶を飲むおばあちゃんの姿？

どちらにしても、
この人達に、
後ろから突然大きな声で、
『おい！』と声をかけたとしよう。
おそらくは、
お釈迦さまも、
おばあちゃんも、
静かに、
ゆっくりと振り返り、
優しく、
『どちら様でしょうか？』と聞いてくるだろう。
私達のように、
『馬鹿野郎！驚くだろう！』と、
その行為をまず非難することはしないだろうな。

自分が”穏やかな状態”でいられないと感じたら、
自分は今、
”穏やかな人”になるための
テストをされているのかもと考えることだ。