《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「未来はチョッとしたことで変えられる」 -18-
『なにか良いことないかなぁ~?』
『チャンスが巡ってこないかなぁ~?』
『俺は運が悪いのかなぁ~?』
若い頃、
こんな言葉をつい漏らしてしまったら、
死んだ親父に怒鳴りつけられた。
『お前にはまだまだチャンスなどやっては来ない。
チャンスがやってきていないコトこそ、
いま与えられているチャンスなんだよ』
当時の私には全く理解できない言葉だったが、
その意味が理解できるようになったのは、
50を過ぎた頃からだった・・・(情けない)。
野球をやっていた親父は、
野球のたとえ話が多かった。
『いいかバッターボックスで、
チャンスボールをみんな待つ。
狙いどおりの球さえ来れば・・・・
そう考えながら、
放物線を描いて
バックスクリーンに飛び込んでいくボールだけを
イメージしている。
何度もグリップを握り直し、
何度もスタンを変えながら、
足元は落ち着かないでいる。
こんな時、
待っているチャンスボールが来たところで
ジャストミートできるか?
それがやれるようになるまで、
チャンスボールが来ても無駄ということ。
来なければ、
お前ひとりのアウトで済むが、
仮にチャンスボールが来たら、
お前は必ず手を出す。
それも、
肩に力の入ったガチガチの状態で。
何とかものにしようとしているからな。
スコアリングポジションにランナーなどいたらなおさらだ。
下手したら、
そのランナーも一緒にドボンだよ』
チャンスがやって来ないのは、
自分に
その準備がなされていないからだということ。
『で・・・何やればいいんだよ?』と親父に尋ねた。
そこに返ってきた言葉は明日また。