《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「仕事とは人間力なり!」 ー32ー
私が顧問をしていた某企業さんには事業団の野球チームがあった。
甲子園出場経験のある高校からは毎年まとまって新入社員が入って来る。
入社して本配属が決まるとその全員が総務部に所属し、
月曜から金曜まで毎日9:00~12:00までは事務仕事をし、
13:00~(各自自己管理で22:00迄)の合同&自己練習の毎日が続く。
土日は基本的に休日となるが、
休んでいる人は少なく、
朝は日の出と共に練習を始める人がほとんだだ。
彼らの目標は都市対抗で活躍して実績を残しプロからのオファーを獲ること。
でも毎年10数名が入社し5年満期で契約期間を追えるのさえわずかに1~2名だ。
プロから声がかかるのは10年に1~2名くらいのもの。
多くの人間が、
『野球が好きだからもっと野球ができる環境へ!』
『もっと強いチームに生きたいから!』
こういう理由で退社していく社員は年間で5人以上出てくる。
こんな彼らを20年近く見てきたが、
こうやって退社していく人間に本当に野球の好きな人はまずいない。
「仕事」と”野球”。
一見すると別物のように見えるが実は全く同じものなのである。
辞めていく彼らの共通点は”感謝が足りない!”に尽きる。
好きな野球がやれて、
少ないかもしれないけど給与が頂けて、
その環境と”自分の野球スキル”のバランスを考えれば理解できること。
自分が思い込んでいる通りの”野球スキル”がそこに在れば、
すでにプロチームから声がかかっているはずだし・・・。
この事例を読んで”「仕事」とは何ぞや?”を考えてみていただきたい。
「仕事」をやりながら”好きな野球”をやる。
そこから自分が何に気付けて何を実行していくか?
そこに”「仕事」と向き合う本質”が隠されている。
コメントを残す