《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「還暦を迎え人生の再出発点に立った君に!」 ー38-
私の仲間には、
『この歳になると孫だけが生き甲斐だよ』などという人がいるが、
それを決して否定はしないし悪いことだとも考えないが、
”孫”はあなたの子ではない。
自分の子供が生まれた時の感動は忘れがたいものがあるが、
全てが初めてのコトばかりで子育てを楽しむ余裕など全くなかった、
その上、
「親としての責任」と向き合いながら、
ただただ懸命に働いてきたことの方が多く残っているかもしれない。
それが”孫”の誕生で一変する。
直接的な責任が無い分、
猫かわいがりついつい甘やかすことになりかねない。
世に「空の巣症候群」という言葉がある。
子育てに没頭してきた親が、
子供が成長して”自立から独立”へとはばたく時、
自分の心の空洞を埋めるものが無くなり鬱状態に陥る人のことを指している。
それを”空になった鳥の巣”に例えた言葉だが、
子はいつか手元から飛び立っていく。
これは”孫”もまた同じだ。
還暦を迎えるようになったら、
”子や孫”だけに生き甲斐を求めないようにすることもまた大切なこと。
人生は最後の最後のまで「全ては”自分”」でしかない。
その中で親も子も、
各自が自責の中で生きてはじめて「家族」の意義が生まれる。
これを伝えるの”還暦を過ぎた人間の役割”の一つだ。
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