《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -80-
「二律背反(にりつはいはん)」・・・
私がセミナーでよく語る言葉。
人生は正にこの「二律背反」。
元々はギリシャ語から由来するもので、
正命題、反命題の
どちらにも証明できる”矛盾”の状態を指す言葉、
”パラドックス(正しいそうに思える前提と、妥当と思える推論から、受け入れ堅結論が得られることを示す言葉)”である。
例えば、
『人件費が圧迫している何とかしろ!』といわれ、
人件費を削減するとサービスが低下した。
すると、
『サービスが低下してるぞ!もっと人を増やせ!』といわれる。
簡単にいうと、
こういう状態の中で智慧を絞り、
最善の取組みをしなくてはならないのが、
「二律背反の中で生きる!」というような表現をする。
職場ではこういうことがしばしば起こる。
言い替えると、
仕事って、
どこか恋人に似ているところも。
AかBかで、
Aを取れば文句を言われ、
Bを選択しても文句を言われ完璧ではない。
好きな人が、
矛盾するようなことを言っても、
それをいちいち反論して、
重箱の隅を突っつくようなことをいうのではなく、
その全てを受け入れる(覚悟する)ことが大切。
誰かを好きになると、
自分が”好き!”という気持ちを抱いた時の相手の状態を
維持したくなる。
でも、
この世の全ては諸行無常だ。
その変化の中で心は揺れ動くのが人間。
でも、
そんな相手を選択したのは、
他でもない自分ということ。
人生でも、
職場でも、
自分で自分を「二律背反」の中に追い込んでいってはいけない。
どうせ世の中は、
”100%の事実と200%の矛盾”の中で動いている。
大切なことは「受け入れること」。
「受け入れる」とは、
”与えられた条件の中で最善の努力を惜しまぬ!”ということ。
これは”楽しさ”を生み出し絶対条件といえる。
「受け入れる」とその先の答えはどう変わるのか?
それは明日のブログで。