《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー232-
現代の文化人の一番いけないところを、
天風先生はこう指摘している。
それは、
”文化人(現代人)の「理性」が中途半端に発達しているところ”
どういうことかというなら、
目の前に現れた”現象の捉え方”を指している。
時には、
「心(脳)」が自分だと思い込んだり、
時には、
「肉体」が自分だと思い込んだりして、
鳥かごの中の小鳥のように、
あっちに飛んだり、
こっちに飛んだり、
まるで「自分自身の足元」が見えないまま、
四方八方から来る複雑な煩悩や苦しみの中で、
一日1分といえ、
安心した人生を送れていない人がいかに多くいるか?
人は、
自分の人生で”自分として活きられなくなる”と、
これほど哀れなことはない。
簡単に言うなら、
自分が気に入らない人には挨拶すらしない。
自分が向き合う行動も”好き嫌い”だけで判断して、
その向き合い方を選択していく。
人生を活きていく上で、
これほど自分の成長機会を、
自分で手放している姿は他にはない。