《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー216-
天風哲学の教えの中に面白い言葉が出てくる。
「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」
これは、
大きな蟹は大きな穴を、
小さな蟹は小さな穴を砂に掘って住まいとしている。
人もそれぞれの実力や能力に応じた欲望を持ち、
分にふさわしい仕事への向き合い方をせねばならないという、
私達への戒めの言葉だが、
私達はなぜか?
遠い先のことばかりに意識を向け、
「夢を大きく持って!」とか、
「やるなら№1を目指して!」とまだ何もしない内から、
目指す目的ばかりに意識が向きがちになる。
夢や目的意識を持つことは悪いことではないが、
今の自分の足元を見据えないで、
ただ”思い描く「目的」”だけを追うのは、
なんとも大着な意識行動でしかない。
大切なことは、
目指す「目的」を達成するために”今何をやるか?”だ。
それを忘れたら夢も目的もただの”我欲”に変わっていくだけ。
夢や目的を”ただの我欲”に変えるな。