《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー172-
私達の人生には、
チョットした日常生活の中にも、
自己成長への大きな「気付きのキッカケ」がある。
例えば、
手にしていた茶わんやコップを、
チョッとした不注意で落としてしまい、
元の形が無くなるかのようにそれらは割れて崩れてしまう。
こんな時、
無駄だと解っていても、
急いで壊れた茶碗やコップの欠片を急いで拾い上げ、
それを手にして、
なんとかつなぎ合わせようとした経験は誰にでもあること。
その意志気(意識)こそが、
自らの成長に大切なことだと天風哲学では説いている。
不完全な形になってしまった茶わんやコップ、
それをなんとなく惜しいと思う気持ち。
”失敗”をしても、
”失敗”したことそれ自体を悔むのではなく、
そこからもう一度、
時間や労苦という代償を支払っても、
前に進もうとする意志気(意識)こそ、
私達の成長には欠かせないことなのである。