《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー157-
「分裂しない心」を持て。
とかく私達の「心」は”分裂しやすくできている”。
目の前に作業が山積みにされると、
手を着ける前から面くらってしまい、
課長から命じられた急ぎの作業をしているところに、
部長から新しい作業指示が出されると、
腹の中では、
『えっ~いまこれやってるのにぃ~』と思いつつ、
相手が部長であるという外部条件がまた「心」を揺さぶり、
思わず二つ返事で受けてしまい、
部長の姿が見えなくなると、
『えっ~全くどうすりゃぁ~いいのよぉ~』と天を仰ぐ。
天風先生はこういう状態を、
”何事に対しても「気」が十分に打ち込まれていない”
これが原因であると教えてくれている。
平素から、
挨拶をはじめ、
どんな些細な作業に対しても、
自分の「気」を、
十分に打ち込んで向き合うことを習慣づけていると、
山のような作業が目前に生じようと、
自らの「心」は秩序正しく、
「やれること」からテキパキと取組んでいけるようになる。