《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー126-
私が天風哲学から学んだことの一つに、
「喜びを感ずるのはいつ何時もこの瞬間である」ということ。
私達人間は、
その行動原点が”欲”という一つに限られている。
ボランティアでさえ、
『役に立つことをしたい!』という己の”欲”が起こさせている。
”欲”を持つこと自体は悪いことではないが、
「足るを知る」ということを忘れると、
この”欲”は必然的に「自我の毒」へと変わっていく。
天風先生もあえて人生の価値の本質をこう語られている。
『いかなる場合にも、
心に喜びを感ぜしめて生きる。
言変えるなら、
目の前の人生の一切の全てに対して感謝と喜びを意識して生きることただこれ一つに限る』・・・・・と。
考えてみれば、
口から言葉が発せられて、
他人の言葉や身の回りの音を聞くことが出来て、
手足を自由に動かすことが出来て、
肌で風を感じられて、
食すれば味を噛みしめられて、
これ以上に何を望むことがあるのだろうか?
大切なことは、
それ以上を望む前に、
まずはその現状に感謝することからはじめることが、
何よりも大切なコトなのではないだろうか?
そいうことを忘れて語る”夢”などというものは、
只の”欲の妄想”でしかなく、
そういうものは必ずや”儚きもの”に終わる。