《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー104-
私達は日常生活でいかに無駄なことを多くしているか?
その”無駄なこと”を、
勝手に「大切なこと」と思い込み勘違いして生きているのか?
この天風先生の言葉から何を感じ取るかは自分次第だが・・・、
『人がなんと言おうとこの世の全ての人々が、
旧来のとらわれた、
しかつめ(しかつめ=まじめくさった堅苦しい)らしい道徳観や倫理観から離れ、
人間の生物的本能である感覚的享楽を、
他の人の幸福を妨げない範囲で喜び楽しめるよう心掛けるなら、
そこに期せずして私達の生き甲斐が生まれてくる』
この言葉を読んだ時、
最初は意味がさっぱり解らず、
何度も何度も読み返していくと、
今度は、
『そんな身勝手な生き方で良いのか?』と悩んだものだが、
人生を72年生きてきて、
やっとこの意味が解りかけてきた気がする。
私達には生まれながらに授かった「力」がある。
それをいつの間にか、
自分を良く見せようとする「”しかつめ”の意識」で、
どこかに置き忘れ、
表面的なコトばかりを追い求めて生きていることに気付かせてくれた言葉だ。