第4,998号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の在り方」を見る!」       ー74-

 

人は心であり観念だ
これは天風先生のお言葉の中でも私の好きな言葉の一つ。
これも私なりの解釈だが、
観念」とは対象物に対して心の働きが加わったもの,
つまり認識されたものをいう

対比して示すなら”概念”っというのがある。
これは外的・共通的なものであり,
それによって影響された考え方思い込み)などで、
対して「観念」は、
自分の内的・個人的な意識そのものともいえる。
私達は目の前のことをとかく「感情」だけで受け止めてしまう。
好きとか嫌いとか、
得意とか苦手とか、
それが悪いわけではないが、
それだけだと方向性が偏っていってしまう危惧が生じ、
自分の「」に与える影響も違ってくる。
現実は厳しい”ということがあるが、
考えてみればこの”厳しい”と受け止めているのは、
他でもない「自分自身の”」でしかない。
目の前のことも、
辛いことと自分がそう受け止めれば必然的に辛いことになる
上司から言われたことや態度も、
嫌な上司”と受けえ止めればそのまま、
その上司は”嫌な上司”になるだけしかない。
だから大切なことは、
表に出てくる言葉や態度ではなく
その「中身をしっかりと自分で受け止めることだ。
これが”概念”と異なる「観念」の持ち方だ。

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