《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー71-
天風先生のお話の中にこんなものがある。
『自分が真理というものを知らなかった頃、
それを知るためには何か苦行をするとか、
特別な研究などが必要で、
そういうことをやらないと理解できないものだと考えていた』
ところが、
『自分が病で苦しんでいた時、
インドの山の中で修業をしていた時も、
特別な苦行も難行もやらなかったが、
それでも「真理」というものが見えた』・・・・と。
私達の人生にはさまざまな苦しみや辛いことも待ち受けている。
多くの人はそういうことが起きないことを望むが、
そんなことはまず在り得ない。
誰にでもそういうことは起こる。
大切なことは、
そういことと向き合った時の「自己自覚」があるかということ。
全てのことは、
結局のところ、
”自分の自己無自覚”から起きているということに気付き、
「自覚」することで「真理」がそこにあるのが見えてくる。
解り易く言うなら、
病になったらそれをどうにかしようとする前に、
『いま自分は病に侵されかけている』と自覚すること。
経済的に苦しい中にいるなら、
何とかしてお金を稼がなきゃと考える前に、
『いま自分は経済的に苦しい状況下にある』と自覚する。
その自覚さえしっかりと持てれば必ず新しい一歩が踏み出せる。
この一節は私の人生を大きく変えてくれた。