《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー60-
天風哲学の教えの中に、
「敵をも味方にする」というのがある。
よくよく考えてみれば、
戦国時代でも戦争時代でもない今の世に、
「敵」などというものが存在する道理が無い。
”無い”のに・・・・、
私達は勝手に自分の中に「敵」を作って生きている。
『あの上司の言い方が酷過ぎる』
『あの人はなにもやらない』
『部長は私にばかりやらせる』
『あいつがいるとチームがまとまらない』
『あいつは信用できない』
「敵」などはなっから存在していないのに、
人はこうやって自分の中に「敵」を作る。
そういう人は、
その人の心の中にいつの間にか、
いつも「敵」を這い込ませてしまっているから。
自分の気に入らないこと。
自分が嫌だと感じること。
自分が納得のいかないこと。
そういうことを自分の目の前でやる人はみんな「敵」。
そう思い込んでいるから。
だから最初っから、
自分自身で”敵意”を持って受け止めていく。
チョッと振り替えて見てみると良い。
もしかしたら、
「敵」だと思い込んでいた人は「味方」だったりして?
「味方」だと思い込んでいた人こそ「敵」かも?
人間社会では「敵」は”味方の振り”をするから。
こういうことに振り回されないためには、
目の前の「自分のやれること」に集中することだ。
常に、
「自分だけ」を見つめて生きていくことが肝要。