《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る！」　　　　　　　ー40ー

たとえ、
自分自身の「心」が積極心に溢れ出してきても、
その自分の「心」の状態を基準にして、
他人の「心」を推し測ることはあってはならない。
あくまでも、
自分の人生は「全ては自分」でしかないのだから。
解り易く言うなら、
可能な限り、
”他人に厳しく自分に甘く”ではなく、
「自分に厳しく他人に優しく」の姿勢を忘れるなということ。
こういうことが自覚できていないと、
他人が5分でも遅刻してくると厳しい指摘をするのに、
自分が5分遅刻をしてきても、
『ごめんなさい』の一言も出てこなくなる。
何か事が起これば、
『私の○○に対する対応が不十分でした』と頭を下げる前に、
『あいつには何度も気を付けろと言ったんですがぁ～』と、
自分のことは二の次にして、
まず部下に落ち度があることばかりを強調する管理職。
自分が遅刻して迷惑をかけているのに、
それを叱責した上司の言い方が悪いと、
『あんな感情的に言わなくても・・・・』と、
これまた自分のことは棚に上げ、
上司の言い方が全て悪いから・・・・と文句を並べる部下。
両者とも、
「自分」と”他人”をごちゃ混ぜにして、
どこかで、
自分の責務から逃れようとする意志気（意識）が見える。
人生は「自分だけを見つめて生きていけばよい」。