《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”心”を「風」のごとく!」 ー27ー
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」
このフレーズを知っている人は多くいるはず。
鎌倉時代の古典「平家物語」の書き出しの部分だが、
ここに出てくる「諸行無常」とは、
“すべてのものは生まれては消え絶えず変化している。
この世に「変わらぬもの」など存在していない”という意味。
それなのに私達の多くは、
目の前に不幸と感じることが起きたり、
苦しみと思い込んでしまうようなことが起きると、
『これから先もこんな状態だったら・・・・』と悩む。
でも、
「時は流れている」以上、
いま目の前の状態がそのままで進む道理はどこにもない。
誰にでも、
『あの時は大変だったぁ~』と思うことが、
一つや二つはあるはず。
でも、
それはいつの間にか消えて、
いまは心安らかに過ごすことが出来ている。
でもそれもまたいつまで続くのかは誰にも判らない。
そう考えると、
目の前にどんな状況が舞い込もうと、
慌てることなど一つも無いということだ。
「いま目の前の”やれること”」
このことだけに集中して全力で向き合えばよいだけのこと。