《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”心”を「風」のごとく!」 ー25ー
「ポジティブ思考」を推奨するビジネス本にある、
「目標は高く大きく!」
「諦めなければ必ず達成できる!」
「明るさと元気が周囲も明るく元気にする!」
こういう言葉を否定するつもりは無いが、
これが”誰にでも通じる”と思い込むと思いもよらぬ展開となる。
よく使われる”出来ることをやろう!”も同じだ。
”出来ることをやろう!”とは、
概ね、
「自分が過去に経験して”出来たこと”をやる」という意味だが、
こういう意識で向き合うと、
行動心理学からいうところの「先行完結思考」に陥る。
つまり「やる」という行動の前に、
”過去には出来た”という強い経験値だけで判断して、
「やる」前から”出来る”を脳に埋め込んで取組むと、
万一、
結果として”出来なかった時”にそれから受ける心理的ダメージは異常なほど大きくなるというもの。
だから私のセミナーではこの”出来ること”をタブーとしている。
私達には過去に”出来たこと”でも、
同じように「出来る」という保証などどこにも存在していない。
つまり、
私達に、
”出来ること”というものは一つも存在していないということ。
在るのはただ一つ・・・・・「いまやれること」だけ。
「いまやれること」なのだから、
病気だろうが、
死にそうだろうが「やれること」は「やれる」。
これが深く理解できるようになると、
「心」は日本刀や竹のようにしなやかになって強くなっていく。
”出来るか?出来ないか?”より「やるか?やらぬか?」が大切。