《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”心”を「風」のごとく!」 ー21ー
「ポジティブシンキング」という言葉があるが、
ビジネス本などを見ると、
「物事をどんな時でもポジティブに捉えれば人生は楽しくなる」
「悲しいことも辛いことも全てを前向きにポジティブに!」
確かに言葉の上では理解できるが、
人は365日、
毎日を「ポジティブ」に生きていくことなど不可能だ。
なぜなら、
毎日、
人生には「成長のための課題」が投げ込まれてくるから。
悲しみも苦しみも、
まずはそれをしっかりと受け止め、
「自省」と「自制」の中で次へのステップを踏み出すことだ。
『何でもポジティブに前向きにいればすべては上手く行く』
こんな勘違いしていると大けがをする。
例えるなら、
マラソンをしていて靴の紐が解けた。
このままでは転倒するかもしれない。
『でも結び直していると追い抜かれてしまう。
えぇ~い!このままポジティブに行くぞぉ~』って、
そんなこと気にしないで走り続けたら、
転倒する危険性はどれだけ大きくなるか?
「ポジティブシンキング」とは、
”リスクを恐れない”ことではない。
この事例でいうなら、
『よし!たとえ追い抜かれてもここはしっかりと結び直して、
一から出直しだ!』と、
目の前の現象(ほどけている靴の紐)に心惑わされずに、
いますぐ、
「やれること」を確認して直ちに行動に移すことをいう。