《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「心配事は起きてから対応しても遅くない」 ー74ー
今日は「呼吸」を整えるための具体的な方法を。
何度も言うがまず大切なのは「姿勢」だ。
中でもまず重要なポイントが「背筋を伸ばす」こと。
これを「座立つ」という。
椅子に座っている時も、
電車の中で立っている時などもこの「座立つ」を意識すると、
腰痛などは起こり難くなる。
「姿勢」が前かがみになっていたり、
胸を張ってのけぞるような「姿勢」では効果は出ない。
「感情」も静かに整え、
怒り、悲しみ、妬み、頑張り・・・といった、
”肩に力が入るような感情”は切り離すことも重要になる。
「呼吸」を始める前に守らなくてはいけないコトがもう一つ。
多くの人は、
『大きく呼吸をしてください!』というと、
いきなり吸い込んでいく人がいるがこれは大間違い。
「呼吸」という字が示す通り、
まずは”呼”つまり「吐く」という意味の字が先に来ている。
最初に”吐き切る”ことが何よりも大切。
”吐き切る”ことをやれば、
「吸う」ことは意識しなくても自然と空気を体内に呼び込める。
そして、
「呼吸」を行う時には常に「丹田(たんでん)」といって、
オヘソの下7,5㎝あたりに意識を集中させて行う。
この「丹田(または”肝点(たんてん)”ともいう)」は、
私達の身体の「軸(幹)」の部分を指しており、
量子力学の世界では、
エネルギーの波動が最も発生しやすい場所と言われている。
この「丹田呼吸」は「腹式呼吸」とも呼ばれ、
健康上でも極めて重要なものとされており、
この呼吸を定期的に継続していくと、
怒りや悲しみのために肩に入り込んでいた余分な力が抜け、
力んでいた「心」もゆったりと整い始めてくる。